焼肉の激戦地大阪・京橋でホルモン焼きと言えば、ここ「白頭園」だ。JR京橋駅北口を出て右に行き、京阪電車高架下の南側の通りをしばらく行った左側にある。店内は、右にカウンター席、左側に4人がけのテーブル席3卓と、こじんまりとしているが、掃除が行き届いていて小奇麗だ。

「早速、白金豚の塩焼き盛り合わせと、ホルモン盛り合わせ、人気のソーセージを注文してみた。炭のカンテキで焼いて食べる。タン・ロース・バラ・豚トロの盛り合わせは、赤味と脂身の白さのコントラストが見事で、思わずしばらく見入ってしまった。

網に乗せると、融点の低い脂身の方が早く熔け始める。焼きすぎないうちに、熱々をほおばると、白金豚の甘くさらりとした旨みが口中に広がる。タレも付いてくるが、軽く塩・コショーされたものを焼いてそのまま食べる方が、肉の旨みを直接味わえるように思う。

牧村さんが惚れ込んでいるホルモンも柔らかく深い味わいで、いくらでも食べられる。冷えた白ワインがぴったりだ。ソーセージは花巻市の「ブーシュリー・ドゥ・キムラ」 の製品。焼きあがったソーセージを切ると、肉汁がしたたり落ちる。外側のパリッとした食感と白金豚の旨みが、ぎゅっと凝縮した香ばしさが絶妙だ。

「白頭園」には、嬉しいことに、岩手短角牛のメニューもある。赤味で肉本来の美味しさが堪能できると大好評だ。また野菜のメニューも豊富で、これが目当ての女性客も多い。白金豚のバラ肉と薬味をチシャで包んで食べる「サムギョプサルセット」は、特に女性の人気が高い。全国各地の野菜や山菜がズラリと揃ったナムルも落とせないメニューだ。ドリンクメニューが充実しているのも嬉しい。特にワインの充実ぶりは特筆もの。

店の営業を仕切る牧村さんは、プラチナ・ポークと言われる岩手・花巻の「白金豚」を初めて食したとき、肉が柔らかく、脂っこさがないその美味しさにびっくりしたと言う。

早速メニューに載せたところ、肉に拘りのあるお客さんに大好評で、今ではその看板メニューに多くの固定ファンがついている。牧村さんが特に驚いたのは、肉もさることながら、ホルモンが素晴らしくきれいだということだ。

白金豚とは

花巻市の高源精麦株式会社が生産している。飼料販売を主力にしてきた会社だけに、飼料には拘りをもっている。「白金」というネーミングは、郷土の偉人宮沢賢治の著作の言葉からつけたもの。白金豚は、大きく強健で、豚肉本来の旨みが味わえる赤味と、甘味があって後味がスッキリしている脂身が特徴。


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多くのお客さんが、白金豚を目当てに店に来てくれるという牧村さんは、近いうちにぜひ岩手に行って生産地を自分の眼で見てみたいと話していた。
店自慢のナムルに、ぜひ岩手の山菜や北上の「セリ」などを使っていただきたいとお願いして店を後にした。